FAQ

2024年11月14日更新
【ゼミのテーマについて】
Q.「2025年度の森聡研究会は、先生がご専門のアメリカの外交などを幅広く扱われるのでしょうか?」
A. 現代アメリカの外交は、グローバルな射程を持っていますので、米中関係を取り上げますが、それだけに特化するわけではありません!また、「現代国際政治」の研究会ですので、なるべく取り上げるテーマの間口を広げたいと考えています。2025年度に取り上げる予定のテーマは「世界におけるアメリカの戦略的役割の変容と国際紛争のゆくえ」です!最終的に入ゼミ生と相談して確定する予定です。
【入ゼミについて】
Q.「入ゼミ課題や面接で特に重視することはありますか?」
A. 2024年度(昨年)の課題をもとに答えますと、入ゼミ課題の小論文(4,000字)では、指定された短いオンライン英文論考を3本読んで重要だと考えるポイントをまとめたのち(各300字)、自分で「問い」を立てて、それに答える(3,000-3,500字)というものでした。知識や情報の量よりも、物事を筋道立てて考えられるか、論旨が明快な文章を書けるかが一番の評価基準となります。興味深い「問い」を立てられると印象はさらに良くなると思います。「問い」は、どこかから借りてくるのではなくて、自分が率直に不思議だと思うことを問いにした方が良い小論文を書けると思います。面接では、知識を問う質問はしません。応募者の学問上の関心や人柄などに触れることが目的ですので、ご自身の事を素直に語ってもらえればそれで結構です。
Q. 「都合が合わずオープンゼミに参加ができないのですが、選考において不利になることはありますか?」
A. オープンゼミはあくまでも、森ゼミの雰囲気をみなさんに感じていただくということを目的としておりますので、当イベントの参加が入ゼミ課題や面接において不利になる、または有利になることは一切ございません。
Q.「書類と面接の重視する比率でどれぐらいですか?」
A. 書類選考と面接が同じくらい重視されます。
Q.「海外経験・英語力の有無は選考に影響しますか?」
A. 海外経験・英語力の有無は選考に影響いたしません。ゼミ課題と面接で総合的に判断いたします。
Q. 「倍率はどれくらいですか?」
A. 昨年は、応募者数が59名、選出者数が21名でした。よって倍率は約2.8倍です。
【毎回のゼミ活動について】
Q.「森聡研究会では、毎回の研究会をどのような形式で進めていく予定でしょうか?」
A. 毎週のゼミでは、国際政治の最新の動向に関する論文・論考を取り上げ(英語文献あり)、その内容について議論を重ねます。基本的に班ごとに発表等を行なっています。
春学期のゼミでは、その週を担当した班がはじめにレジュメとパワーポイントに基づいたプレゼンテーションを行い、その後、発表内容を各班が批判的に議論します。そして、発表を踏まえて自分たちで何を問うべきか検討し、翌週までの課題(問い)を自分たちで立て、1週間かけてじっくり考えてそれをまとめ、翌週のゼミで考えを持ち寄って議論してもらうという方式です。
並行して、チーム別に担当テーマについてケーススタディの調査を実施してもらい、調査結果をまとめ、夏合宿で発表してもらいます。(ゼミで講読する文献は、ケーススタディに関連するものとします。)
秋学期には、学期末に提出する短い共通課題のゼミペーパーを執筆する作業を通じて、文献調査、思考や論文の書き方などの基本的な作法を身に付けてもらいます。4年生になった際には、自分で自由に選ぶ現代国際政治に関するテーマについて、年度末までに研究論文を執筆しますので、あらゆるテーマに自由に取り組むことが出来ます。
年間行事としては、夏合宿、他大学との合同ゼミ、有志学生による海外自主調査旅行などを予定しています。合同ゼミでは、外交シミュレーションを実施して、日頃から鍛錬した力を実践・発揮する場も用意します。2024年6月には、九州大学のゼミと合同で次期トランプ政権のシナリオ予測対決を実施しました。ゼミは、来年度も火曜日4・5限に実施する予定です。
Q.「サークルやアルバイトが忙しいので、ゼミと両立できるか不安です。課題などは多いですか?」
A. 課題は主に①授業中にゼミ生同士で話し合って立てた問いや自分で立てた問いについて考えをまとめてくる(分量はA4 1枚程度。頻度は1-2週間に1回程度)、②文献発表(分量は本の1-2章、論文1本程度。頻度は学期に2回程度)です。
これまで担当してきたゼミの学生は、サークルとアルバイトの両方と両立できてきたようです。文献を読んで知識を吸収するための時間と労力と、物事をしっかり考えるための時間と労力をバランスよくとってもらい、社会人として必要な足腰の強さを鍛えてもらうための課題なので、自分が今そうした鍛錬にどれだけの時間と労力をかけるべきかを判断して、それと両立可能な形でサークルやアルバイトに取り組むという発想で考えてもらえればと、個人的には思います。
Q.「研究会では、英語の文献なども扱うのでしょうか?」
A. はい、扱います。日本語の文献は取り上げますが、それだけではなく、諸外国の文献で興味深い文献は、ゼミの中で取り上げて議論の材料にしていく予定です。ただし、最終的な入ゼミ生の人数にもよりますが、文献報告は4-5人の班で担当してもらいます。先述の通り分量は論文1本か本の1-2章程度です。膨大な英語文献を独りで抱え込むといったことにはなりませんので、英語力についても心配する必要はないと思います。
Q.「専門的な知識が無くても入ゼミは可能ですか?」
A. はい、大丈夫です。現役生も様々な参考文献に当たりながら、知識がない領域に挑戦してきました。
【その他ゼミ活動について】
Q.「研究会に入った後、海外留学に出ることは認められるのでしょうか?」
A. 海外留学を積極的に支援したいと考えています。単位を取得できるかどうかなど、事務的な事は各自で確認してもらう必要がありますが、研究会の担当教員としては、海外留学に出る学生さんを後押ししたいと思います。具体的な希望があれば、統一選考の面接のときに教えてください。
Q.「先生が法政大学でご担当されていたゼミのOBOGの皆さんと接点を持つような機会はあるのでしょうか?」
A. ゼミ生の皆さんの意向を確かめた上で、もし希望があれば、法政大学OBOGの皆さんと接点を持つ機会を設けたいと考えています。
法政でのゼミのOBOGは1期生から12期生までいます。10期生までは、すでに報道や金融からメーカーや官庁まで様々な業界に就職して活躍しています(OBOGの情報は次のHPを参照してください。http://mori-semi.com/ob%e3%83%bbog)。毎年OBOG会を開催し、併せてOBOGによる就活相談会も開いて、OBOGが就職活動の相談に乗る機会も設けています。もし希望があれば、大学を横断した縦のつながりを持てる機会を設けていけたらと思います。
Q.「ゼミ活動以外でゼミ生はどんな交流をしていますか?」
A. ゼミ同期で伊東に旅行したり、テスト期間に集まって勉強したり、ゼミ後にご飯に行ったりしています。