A. 最終的に入ゼミ生と相談して確定する予定です。現代アメリカの外交は、グローバルな射程を持っていますので、米中関係を取り上げますが、それだけに特化するわけではありません。また、「現代国際政治」の研究会ですので、なるべく取り上げるテーマの間口を広げたいと考えています。統一選考の面接では、研究してみたいテーマを尋ねる予定です。選考を経て入ゼミ生が正式に決まった後にも懇談の機会を設けて、関心を聞きながら取り上げるトピックスを決める予定です。
【入ゼミについて】
Q.「入ゼミ課題や面接で特に重視することはありますか?」
A. 入ゼミ課題の小論文(4,000字)では、指定した短いオンライン英文論考を3本読んで重要だと考えるポイントをまとめたのち(各300字)、自分で「問い」を立てて、それに答える(3,000-3,500字)というものですが、知識や情報の量よりも、物事を筋道立てて考えられるか、論旨が明快な文章を書けるかが一番の評価基準となります。興味深い「問い」を立てられると印象はさらに良くなると思います。「問い」は、どこかから借りてくるのではなくて、自分が率直に不思議だと思うことを問いにした方が良い小論文を書けると思います。面接では、知識を問う質問はしません。応募者の学問上の関心や人柄などに触れることが目的ですので、ご自身の事を素直に語ってもらえればそれで結構です。
Q.「書類と面接の重視する比率でどれぐらいですか?」
A. 書類選考と面接が同じくらい重視されます。
Q.「面接ではどんなことが問われますか?」
A. 人によって様々ですが、基本的にパーソナルな質問をいくつか行います。
【毎回のゼミ活動について】
Q.「森聡研究会では、毎回の研究会をどのような形式で進めていく予定でしょうか?」
A. 毎週のゼミでは、国際政治の最新の動向に関する論文・論考を取り上げ(英語文献あり)、その内容について議論を重ねます。 学期中のゼミでは、はじめにレジュメとパワーポイントに基づいたプレゼンテーションを行い、次週までの課題について検討し、翌週に前週に定めた課題について議論し総括するというサイクルを繰り返して、力を身につけていきます。発表を踏まえて自分たちで何を問うべきか検討し、翌週までの課題(問い)を自分たちで立て、1週間かけてじっくり考えてそれをまとめ、翌週のゼミで考えを持ち寄って議論してもらうという方式です。 並行して、チーム別に担当テーマについてケーススタディの調査を実施してもらい、調査結果をまとめ、夏合宿で発表してもらいます。(ゼミで講読する文献は、ケーススタディに関連するものとします。)
A. はい、扱います。日本語の文献は取り上げますが、それだけではなく、諸外国の文献で興味深い文献は、ゼミの中で取り上げて議論の材料にしていく予定です。ただし、最終的な入ゼミ生の人数にもよりますが、文献報告は4-5人の班で担当してもらいます。先述の通り分量は論文1本か本の1-2章程度です。膨大な英語文献を独りで抱え込むといったことにはなりませんので、英語力についても心配する必要はないと思います。
Q.「専門的な知識が無くても入ゼミは可能ですか?」
A. はい、大丈夫です。現役生も様々な参考文献に当たりながら、知識がない領域に挑戦してきました。
【その他ゼミ活動について】
Q.「研究会に入った後、海外留学に出ることは認められるのでしょうか?」
A. 海外留学を積極的に支援したいと考えています。単位を取得できるかどうかなど、事務的な事は各自で確認してもらう必要がありますが、研究会の担当教員としては、海外留学に出る学生さんを後押ししたいと思います。具体的な希望があれば、統一選考の面接のときに教えてください。
A. ゼミ生の皆さんの意向を確かめた上で、もし希望があれば、法政大学OBOGの皆さんと接点を持つ機会を設けたいと考えています。 法政でのゼミのOBOGは1期生から12期生までいます。10期生までは、すでに報道や金融からメーカーや官庁まで様々な業界に就職して活躍しています(OBOGの情報は次のHPを参照してください。http://mori-semi.com/ob%e3%83%bbog)。毎年OBOG会を開催し、併せてOBOGによる就活相談会も開いて、OBOGが就職活動の相談に乗る機会も設けています。もし希望があれば、大学を横断した縦のつながりを持てる機会を設けていけたらと思います。
Q.「ゼミ活動以外でゼミ生はどんな交流をしていますか?」
A. ゼミ同期で伊東に旅行したり、テスト期間に集まって勉強したり、ゼミ後にご飯に行ったりしています。