【2期生ブログ vol.8】高野恵

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何を主題にするか散々悩んだ挙句、私には結局これしかないと、また🇧🇭バーレーン🇧🇭をこすることにしました🥲
こんにちは!森ゼミの中東枠こと高野恵です!🧕🏻

私を知らないみなさんはなんのこっちゃと思っているでしょうから、簡単に自己紹介させていただきます🙇🏻‍♀️
8歳小学2年生に父の仕事の関係で渡バし、7年半を過ごした後、高校入学と同時に本帰国しました。人生における自己形成期をバーレーンで過ごした私は、要するにアラビア語の話せないバーレーン人ってわけです☝️
こんなこと本物のバーレーン人の前で言えませんけどね笑
少なくとも日本の大学生の中で、バーレーン情勢を知るものとして私の右に出る者はいないことは確かなのです。

バーレーンはアラビア湾に浮かぶ、東京23区と川崎市を足したくらいの小さな島国で、人口の半分以上を外国人が占めているという多様性の権化のような国です🌈

みなさんはどういった場面でバーレーンの名を聞くことがあるでしょうか。
そもそも聞いたことがあるでしょうか。
サッカー⚽️や陸上🏃が好きな人はあるかな。

国際政治に絡めていうと、2011年のアラブの春は特筆事項でしょう。私自身も、アラブの春の際には父1人残し、母弟の3人で命からがら日本に緊急帰国したことがありました。最初は真珠広場(通称パールランダ)の占拠から始まった平和的なデモはエスカレーションを起こし、国内各地の道の真ん中でタイヤを燃やし、人々のライフラインをとめました。対抗措置として政府は催涙ガスやゴム弾を打ち込みました。
黒煙に包まれたマナマの街と、催涙ガスの威力は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。
日本に帰国した直後には東日本大震災に見舞われ、計画停電の中、家族で肩を寄せ合って過ごした夜のことも忘れられません。

話が横道にずれましたが、では反対にバーレーン人は日本のことを知っているでしょうか?
百発百中na’am🧕🏻 (meaning “yes” in Arabic)と言うでしょうね。
町中には日本車🚗が無数に走り、Sushi🍣は石油王たちの贅沢品、イスラム的障壁をすり抜けたアニメキャラクター🥷は大ブームを巻き起こしています。

ある日知り合いのバーレーン人(金持ち)に、F1サーキットで🇯🇵アニメフェア🇯🇵をやるからブースを持ってくれないかと持ちかけられたことがありました。大使館とかジェトロとか一切関係ない身内感溢れる催しでしたが、母と、とりあえず家にある日本っぽいもの(弟が夏休みの自由研究で描いた写楽の浮世絵と北斎の富嶽三十六景、そして兜や五月人形)を抱え込んで行ってみました。
当日は、母はお抹茶をたて、私は素人揮毫。バーレーン人の名前に漢字を当てて(アイーシャなら愛紗、ゼイードなら是以度?!)差し上げました。
たったそれだけのことなのに、大盛況で、日本文化の持つ魅力を、彼らを通して改めて知ることができました。

7年半のバーレーン生活で、中東地域だけでなく、日本のことにも詳しくなったように思います。

世界を知ることは日本を知ること。

世界からはどう見えているのか。日本はどういう立ち位置なのか。
森ゼミでの国際政治研究は、ただただ大国に焦点を当てるのではなく、世界を構造的に捉えようとし、俯瞰的に見る力を養ってくれるものです。
私も、過去の生活体験で感じたことを体系的に学びたいと思い、森ゼミを志しました。
そして、思い描いていた通りの研究活動をできています。

森ゼミでは、世界を知りたい、そして日本を知りたいと思っている人が1番向いていますし、そういう方をお待ちしています!