21日のゼミは、2000年のG.W.ブッシュからオバマまでのアメリカの政治をC班の藤野、清水、朴がプレゼンし、2000年以降のアメリカの外交方針について学んだ。
その後、森先生の下、「冷戦後のアメリカの外交政策で変わったこと、変わらなかったこと」について議論した。
ゼミ内プレゼンテーション
G.W.ブッシュ
l 共和党・ネオコンサーバティブ(新保守主義)
l アメリカに見られる単独行動主義が9.11以降変化し、多国間主義に訴えていった
l その後イラク戦争を強行、ブッシュ大統領の支持率は低下し、オバマ大統領へと変わった。
オバマ大統領
l 民主党、初の黒人大統領
l 「スマートパワー」の概念に基づき、多国間協調を推し進める。
今日のディベート
「冷戦の前後でアメリカの外交政策で変わったこと、変わらなかったこと
変化なし
学生の考え↓
l ウィルソンの理念の推進
l 民主主義の推進
l 核兵器の位置づけ
では民主主義の推進とはどういうことなのか?
民主主義国家にさせるために介入するのだ。目的は、反共産主義だったのが、民主化に変化している、しかし、民主主義にするために介入しようとしている。
では、武力介入のみなのか?もしそうであれば民主主義国家でない中国へ武力介入しない。
–武力介入だけではない、文民統制などもやっている。
つまり、前後で民主化支援はしている。変化なしのカテゴリー。
では、核兵器に位置づけに関してはどうか
核兵器の位置づけとは、何を指すのか?これは危険性のとらえ方ということだ。
核兵器がアメリカの重要な外交政策になっていることは変わっていない。
それであれば、米印原子力協定はどうなのか?
アメリカは常に平和を求めている。それは冷戦期は核戦争の回避であり、今は核テロ防止である。
重要性は変化していない。
変化あり
学生の考え
l 冷戦期は米ソの二国間交渉が多かったが、そこから多国間主義に変化した。
冷戦期は国連を使わなかったのに、冷戦後は国連を使った。
冷戦期のベトナム戦争を例に、これは国連を通すことなく、戦争に踏み切った。しかし、イラク戦争は、国連に一応持ち込んで議論した。他の国がNOと行ったから決議が出なかった。
行動的に、(介入的には)多国間の了承を取り付けたのちに、介入する。アメリカに支持を与える国で有志連合を作る。
Multilateral if possible unilateral necessary
アメリカは常に正当性を確保したいのだ。それは国内世論のコストもあるためである。